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アフターコロナのテレワーク

2021年1月5日
未だ新型コロナウィルス感染の収束は見通せない状況ですが、今年4月の緊急事態宣言時には多くの企業でテレワークの導入や時差出勤、時短勤務などの対応を取られたことと思います。
現在はそのような状況を脱し、従来通りに近い働き方に戻ってきている企業が多いとは思いますが、完全に今まで通りに戻ることは難しい、又は新しい働き方を模索しなくてはいけないのではないかと感じている方も多いのではないでしょうか。
今回の事態を契機にテレワークを経験してみて、問題点やメリット、改善点も実感できたことと思いますが、その中で「果たしてテレワークでどの程度、精度の高い仕事が出来ているのか?」という課題に直面しているケースが多いように思います。
自宅待機の要請に応じることを主な目的として「止むを得ず」にテレワークを実施したケースであれば、仕事の精度はとりあえず二の次という考え方もあるかもしれませんが、今後もテレワークを継続的に取り入れていく場合には、職場に出勤して行う仕事の精度と同等以上の成果を出せるような方策を検討する必要があると考えます。

 

具体的には…
①テレワークで行う仕事内容及び所要時間の明確化
その日に行う仕事内容及びそれに要するおおよその時間を明確にし、職場内で共有できるようにする。
 
②テレワークの成果の明確化
実際に行った仕事内容や成果を適切に報告し、必要に応じたフィードバックを行う。
 
③所定労働時間内に収める時間管理
どうしてもテレワークの場合には「労働時間」の意識が希薄になりがちになる為、時間管理を適切に行う。ただ、テレワークの場合にはある程度、柔軟な働き方(例えば始業・終業時刻、休憩時間は個人の裁量に任せるなど)を認めつつ、1日の所定労働時間内に収めるようにするという方法も検討しても良いのでは。
 
④オフィス勤務と遜色のない作業環境を整える
ネットワーク環境の整備や必要なデータのやり取りができる仕組みの導入など、効率的に作業ができる環境を整えるとともに、職場内のコミュニケーションがとれる方策にも配慮する。

 

 

テレワークの制度作りや設備環境を整えることだけではなく、今後は社員それぞれの仕事内容や範囲、役割を明確にすること、そしてテレワークによる成果及び効率的な仕事をしているかを適正に評価していくことが大切になってくるのではないでしょうか。

 

 

 

 

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